フォラドーリ テロルデゴ・レゼール[2020]
Foradori Leze20
タイプ | 赤ワイン |
産地 | イタリア/トレンティーノ・アルト・アディジェ |
品種 | テロルテゴ、少しだけラグレイン |
容量 | 750ml |
息子が始めたデイリー・テロルデゴ収量はしっかり抑え、青さは出ないようにしながら、早めに収穫したテロルデゴの半分だけ全房を使って発酵。グラナートのマセラシオンが 40日のところ、レゼールは僅か 24 時間。発酵容器はステンレス、樽、アンフォラと色々使ってアッサンブラージュ。発酵終わってから 1 度だけ移し変えして 2 ヶ月落ち着かせただけの軽やかなテロルデゴ。少しだけラ
グレインがブレンドされています。エミリオとテオがエリザベッタの呪縛から解き放たれたような、吹っ切れたような、勢いのあるフレッシュで元気なワイン。10 年前のフォラドーリからは全く想像できないワイン。でも、造りは誠実で正確。飲んでいて嬉しくなっちゃうワインです!
実はグラナートの醸造も随分変わってきています。エリザベッタの全除梗、完熟果実の追及のようなスタイルで、時間が必要なワインから、全房を使って、少しだけ軽やかで飲み口が軽く、若い内から表現力が出てくるワインに変わっているのです。これはエリザベッタでは出来なかった変化ではないでしょうか?エリザベッタを見ながら、そして世界のワインも見てきた 2 人だからこその変化だと思うのです。
偉大な母、エリザベッタが娘と野菜栽培、チーズ作りに専念し、ワイン造りは完全に息子達に引き継がれました。イタリア、トレンティーノアルト・アディジェ州でワイン造りを手掛けるフォラドリのオーナー、エリザベッタ・フォラドーリ女史は、1990年代に土着品種テロルデゴの造り手として一世を風靡した人物として知られています。エリザベッタ女史は『より複雑なワインを造る為には単一のクローン種なんてありえない』と考え、同じ品種でも収量が多く、病気に強いクローンばかりが栽培されている現状を危惧し、20年に渡り多様なクローン種を栽培してきました。