ドメーヌ・プリューレ・ロック クロ・ド・ヴージョ(グランクリュ)[2009]
Domaine Prieure Roch Clos de Vougeot09
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ブルゴーニュ/ヴージョ村/クロ・ド・ヴージョ(特級畑) |
品種 | ピノ・ノワール100% |
容量 | 750ml |
厳格なビオディナミを実践し、ビオディナミ生産の第一人者。
ドメーヌ・プリューレ・ロックは、アンリ・フレデリック ロックが1988年に創立したドメーヌ。ラリー・ビーズ・ルロワの甥にあたり、1992年よりドメーヌ ド ラ ロマネ コンティの共同経営者も務めていました。
古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていたブドウ栽培・醸造方法を復活させ、実行しています。ロック曰く「これは微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法である」
ラベルに描かれているロゴはエジプトにある古文書に由来しています。左側の緑色の包丁を立てたような模様はブドウの樹、下に描かれている3つの赤い丸はブドウの実、右上の黄色い楕円は神、右下の黄色い楕円は人を表していて、自然(神)と人間の両方によってワインを造り出すという彼の考えが表れています。
パリのワインショップ、オージェの紹介でアンリ・フレデリックとの運命的な出会いから、ワイン造りの道へ転身し、2002年よりドメーヌに参画したヤニック シャンが2005年に醸造責任者、2010年より共同経営者に就任。
2018年に惜しまれながらこの世を去ったアンリ・フレデリックを引き継ぎ、ヤニックが現在ドメーヌを担っています。
特級畑クロ・ド・ヴージョはヴォーヌ・ロマネ村の北側のヴージョ村にあり、その名の通りクロ(石垣)に囲まれている畑。ロックはクロ・ド・ヴージョの中でも上部区画を所有。樹齢は35年から70年。黒い果実やビターチョコレートを思わせる複雑な果実味。肉付きの良い口当たり、贅沢なまでの樽香、余韻に残るしっかりとしたタンニンが調和した逸品。