ピラー バローロ ヴィア・ヌオーヴァ[2006]
E. PIRA E FIGLI Barolo Via Nuova06
タイプ | 赤ワイン |
産地 | イタリア/ピエモンテ/バローロ |
品種 | ネッビオーロ100% |
容量 | 750ml |
バローロ村の入り口に位置し、バローロ村のカンヌービとテルニ、モンフォルテ・ダルバ村のモスコーニなどに畑を持つワイナリーです。オーナーであり醸造責任者でもあるキアラ・ボスキス女史が最も重要視しているのが、畑での手仕事。細心の注意を払い、土壌に敬意を持って栽培を行っています。化学肥料や除草剤などは一切使用せず、環境への影響を最小限に抑えた形で最高のブドウを栽培しています。
1637年 サヴォイア家に仕えていたサルデーニャ州出身の軍人ガスパル・ピラーに褒章としてバローロの土地が与えられた事からピラー社の歴史が始まります。 1800年代末には、E.Pira&Figli(ピラー)社としてバローロの土地でワイン造りが始められました。かつてのオーナーであるルイージ・ピラー氏は伝統的なバローロの造り手で、伝統的な醸造方法を好み、破砕を足で行う等、いかなる技術の助けも得ることなくワイン生産を行っていました。ルイージ・ピラー氏を最後にピラー家の男系が途絶えると、ワインの伝統を守るため、ボスキス家にワイナリーを譲渡しました。
ピラー社は当初から非常に高く評価されていましたが、新進気鋭のワインメーカーとして名を馳せていたキアラ・ボスキス女史が1990年にワイナリーを受け継いだ事で、さらに注目を集めまる事となりました。
キアラ女史は同じくピエモンテ州のラ・スピネッタ社のジョルジョ・リヴェッティ氏とも親交が深く「よいワインはよいブドウから」という共通の栽培哲学を持って畑での仕事を厳密に手作業で行っています。
キアラ女史が手掛けるバローロ最大の特徴は、タンニンや酸の裏に隠された果実のきめ細やかさです。非常に繊細でありながら、持続性のある香りが感じられ、シンフォニーのように様々な要素がバランスよく口の中に広がります。
ワインアドヴォケイトのアントニオ・ガッローニ氏もまた、ピラー社の2006年のヴィンテージのバローロを「はっとさせるほど華麗なバローロ」と評していおり、数々の賞を受賞しています。
バローロ村、モンフォルテ・ダルバ村、セッラルンガ・ダルバ村の6つのクリュのブドウをブレンドして造られる、クラシックなスタイルのバローロ。ドライフルーツや赤いベリーの香り、柔らかさと厳格さを併せ持つ、バランスの取れた味わいです。