ソイル・セラピー リースリング・エルスベルグ[2019]
Soil Therapy Riesling Elsbourg19
タイプ | 白ワイン |
産地 | フランス/アルザス |
品種 | リースリング100% |
容量 | 750ml |
アルザス南部の中で最も大きく、一目見て素晴らしい畑と理解できるミッテルブルグ。その中で、長年ビワインとは無縁な家庭に育ったオーナーのトマとパートナーのミードリー。トマはパリに生まれ、ワイン造りに進むと決心してからボルドー、エルミタージュ、モンペリエで栽培、醸造、販売の全てを学びました。2011年からは数年オーストラリアで修行し、その後アルザスのドメーヌ オステルターグで2016年まで学びました。パートナーのミードリーは、ミュールーズで生まれ、10年間パリで国際的なビジネスの勉強と仕事をしていましたが、家族の元へ戻ることを決意し、アルザスで栽培と醸造を学びました。この数年間はマルク クレイデンヴァイスで修行をし、2017年からトマと共にソイル セラピーを設立しました。
若い彼らが自らの望むワインを継続して造るために採用したのは、ミクロネゴスというスタイル。皆様も御存知の通り、アルザスはブルゴーニュ、シャンパーニュと並ぶ、畑が非常に高額で売りに出にくい地域。望む畑が手に入らないのであれば、望むブドウを購入するスタイルでワイン造りを始める事にしました。勿論、自らが納得し厳選した生産者からブドウを購入し、区画や収穫日を選び、栽培や収穫を自ら行っています。更に彼らは自由な考えのワインを少しづつ広げていきたいという考えから、毎年少なくとも1つの新しいキュヴェ(テロワール)を生産するようにしています。リューディはアットシュタットのムシェルカルク(貝殻石灰岩)土壌に位置し、周囲の浸食を免れた硬い岩盤の上にあります。この地区のメインの区画である "コート "畑から数キロ離れた孤立した丘のようになっており、周囲の影響を受けづらいビオディナミ栽培に適した区画となっています。南西向きのこの畑は、古い樹齢のビオディナミ栽培されたブドウで、収量は約40hl/ha。228Lの古樽で1年間発酵・熟成。生産量530本。薄い麦藁色の外観。白系の花やグレープフルーツ、花梨と言った繊細で可憐な香り。ペトロール香といった古いアルザスの特徴は全くなく、酸とミネラル+フローラルに覆われたアルザス固有のテロワールを表現しています。味わいはアタックの丸い酸と大柄のミネラルが土壌の特徴をよく表しており、繊細で奥深い果実味と長い余韻がこのワインのポテンシャルの高さを感じさせます。抜栓後、1週間後でも安定して飲み進めることができ、香りもより膨らんで、美味しく飲むことが出来ます。すぐ飲む場合は大きめのグラスとデキャンタを準備することをオススメします。