【最新ザ・ジャッジ含む】コングスガード ザ・ジャッジ シャルドネ[2022]【1本】&コングスガード シャルドネ[2022]【2本】【計3本セット】
KONGSGAARD22 3bottle set
※弊社取り扱いのコングスガードは全て「株式会社中川ワイン」輸入商品です。
セット内容:
■コングスガード ザ・ジャッジ シャルドネ ナパ・ヴァレー[2022]【1本】
■コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー[2022]【2本】
【合計3本セット】
■コングスガード ザ・ジャッジ シャルドネ ナパ・ヴァレー[2022]【1本】
「カリフォルニア・シャルドネの中で最高峰であることは間違いない。このシャルドネは神の領域だ!」〜ロバート・パーカーが残した有名な言葉〜
僅か 3ha の岩がゴロゴロした自社畑はナパ・ヴァレーの東丘陵、クームスヴィルの丘の上にあり、今やマニア垂涎の逸品。生産量は多くても 15 樽(約 300 ケースのみ)。少ない年は 5 樽(100 ケースのみ)しか造らない程の希少品。
ジョン・コングスガードは、若かりし日に目指したクラッシック音楽家としての将来を断念し、ナパ・ヴァレーに 5 世代続く稼業(土地に根差した農業、造園業、岩切り出し業)を家族と共に継いでいくことを妻・マギーと共に決断したのが 1970年代。 ナパ市街の東に位置し、2004 年にナパ・ヴァレーのサブ・アペラシオンに認定された Coombsville/クームスヴィル、アルタ・ハイツの山頂にある祖父が岩を切り出し販売する稼業を行っていた土地を開墾し、白品種の葡萄を植樹した。1975 年のことである。その当時隣人であった伝説の人アンドレ・チェリチェフ氏から「岩だらけで、遮るものもない丘の上、強い風が通るこの土地から、絶対無二のものが出来る」とのアドバイスを受けたからである。その畑は、20 年以上に渡りナパの高等裁判所の判事であった父に敬意を表し“The Judge Vineyard/ザ・ジャッジ・ヴィンヤード”と名付けられ、ここから伝説のワインが生み出される。
コングスガードを 1996 年に興すまでは、この葡萄はニュートン・ワイナリーで使われ、ジョン・コングスガードを「カリフォルニア最高峰のノン・フィルター・シャルドネの造り手」として世に知らしめたのにこの畑も一役買っている。1996 年コングスガードを興すやいなや、カリフォルニア・シャルドネの名手として高い評価を受ける。多くのワイナリーでワインメーカーを務め、多くの若いワインメーカーを育て上げ、現在はコングスガードに専念し、息子のアレックスと共に、もう一つの自社畑・特徴あるアトラス・ピークの急峻な斜面と山中の岩をくり抜いた非常に冷涼なセラーでこだわりのワインを造り続ける。クームスヴィル AVA はナパ・ヴァレーの中では南に位置し、冷たいサン・パブロ湾からの霧の影響を受け、非常に涼しい。その中でもザ・ジャッジ・ヴィンヤードは南のアルタ・ハイツの山頂付近にあり、岩ばかりの非常に痩せた、水はけの良い土壌、急斜面、非常に冷涼な為、収量は自然に落ち、更に厳しい収量調整を行う為、平均でも1トン/エーカー(20 hℓ/ha)程しかない。オールド・ウェンテ・クローンが使われている。天然の酵母のみ、フランス産新樽で醗酵、熟成を約 2 年行う。時には醗酵が 16 か月に及ぶこともある。セラーが冷涼な為、醗酵が止まってしまった樽にも人工酵母は決して使わず、他の活性している樽からワインを移して醗酵を促すこともある。ノン・フィルター、人工的な清澄は行わず、SO2 の添加も極僅か。
■コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー[2022]【2本】
シャルドネ100%1996年初リリースから現在まで造りつづけているこのワインは、カーネロスの類まれなる二人の栽培家「リー・ハドソン」と「ラリー・ハイド」が栽培する「ウエンテ・クローン」の究極のコラボレーションである。ナパ・ヴァレーの最南端、冷たいサン・パブロ湾からの霧と冷気の影響を多く受け、冷涼な気候で知られるカーネロスのナパ・ヴァレー側に位置する二つの有名な畑からこのワインは造られる。天然酵母のみの樽醗酵・樽熟成(約2年)ノン・フィルター、人工的な清澄無しに瓶詰する。この手法から果実味と酸のバランスが究極に昇華した唯一無二の味わいが口いっぱいに広がる。フルゴーニュ・ムルソーやシャブリの一部の造り手のワインに現れる濃厚でフリンティ(火打石の香)な香りが顕著に表れるのがこのワインの特徴の一つ。
ハドソン・ヴィンヤードのオーナー・リー・ハドソンとジョン・コングスガードの二人は、UC Davis の学生時代からの長い付き合いであり、ジョンがニュートンのワインメーカーであった時には、今でこそよく言われる、重量で葡萄を買うのではなく、契約し面積に対してお金を払い低収量の葡萄を栽培農家に栽培してもらう事を始めたはしりであった。実際にニュートン時代には 5t/エーカーを 2.5t までに落としたという。現在も VTG 毎に綿密な打ち合わせの元、オーダーメイドで葡萄を買い付けている。そのやり方はハドソン・ヴィンヤードと他の多くのワインメーカーとの契約にも大きく影響し、現在のハドソン・ヴィンヤードの評価にも繋がっており、キスラー、パッツ&ホール、レイミーなどが、契約しオーダーメイドで葡萄をデザインし(収量、収穫のタイミングなど)、独自のトップ評価のシャルドネを造る。ハドソン・ヴィンヤード自身からも秀逸なシャルドネをリリースしている。もう一つのハイド・ヴィンヤードは、ブルゴーニュのロマネ・コンティの共同オーナーであるヴィレーヌ氏とのコラボ・ワイン「Hydede Villaine, HdV」で有名であるとともに、こちらもキスラー、レイミー、パッツ&ホール、オーベールなどに葡萄を供給している。セラーでまだブレンドする前の樽から二つのワインを試飲するとその個性の違いはあきらか。爆発的に濃厚な果実の中に緊張感のある酸が長い余韻を引くハドソンと、圧倒的なミネラル感とギュッとしまった果実の凝縮感が素晴らしいハイド。
ジョン・コングスガードがイメージを解説してくれた。ハドソンは味わいの横の部分が豊かなので上下に引き延ばすことをイメージし、ハイドは鋭角なので横の膨らみをイメージする。その絶妙なポイントでブレンドを仕上げるという。天然酵母のみで、区画毎に樽発酵。非常に涼しいセラ-では、醗酵が止まってしまうこともあるが、無理をさせずゆっくりと醗酵を待ち、一次発酵が終わるのが一年以上かかることもある。SO2 は極少量。1 年目は 1 年使いの樽を使い、2 年目は、2 年使いの樽に移す。ブレンドは VTG によって違うが、ハドソンが約 2/3、ハイドが 1/3 の割合。