ドン・ペリニヨン プレニチュード2 ヴィンテージ[2002]
Dom Pérignon Vintage2002 Plénitudes 2
タイプ | シャンパーニュ |
産地 | フランス/シャンパーニュ/エペルネ |
品種 | シャルドネ、ピノ・ノワール |
容量 | 750ml |
第二の「生命」へと引き上げられたドン ペリニヨン。長い歳月を経てエネルギーの拡大はピークに達し、ドン ペリニヨンは本質を成す燦然たるバイタリティの頂点、二度目の「プレニチュード」の境地へとのぼりつめます。新たな高みに達したドン ペリニヨンは、あらゆる次元にわたってさらなる拡がりを見せ、さらに広く、さらに深く、さらに長く、さらに力強く ― そして、新たな寿命を吹き込みます。
暗いセラーの中、澱と共にゆっくりと熟成するワインは眠っているようですが、そこではダイナミックな変動が進行しています。進化とともにドン ペリニヨンの独自性が磨かれ、ワインは変容しながら高みを目指します。間隔を置いて起こるこの変容は“プレニチュード”と呼ばれます。一つの“プレニチュード”から次の“プレニチュード”に至るまで、立体と空間、光と影の相対関係を作り出したあとは、時の流れに委ねます。この時間こそが、その熟成のエレベーションの段階を「次元」に置きかえ、P2の熟成過程で高まる自然エネルギーの凝縮をドン ペリニヨンの理想的な美学までエレベート=昇華する絶対的な体験なのです。
新たな高みに達したドン ペリニヨンは、あらゆる次元にわたってさらなる拡がりを見せ、さらに広く、さらに深く、さらに長く、さらに力強く ― そして、新たな寿命を吹き込みます。この新たなピーク、高まりこそが“プレニチュード2”なのです。
1990年、1995年、1996年に並び「偉大」とも称される作柄の良さを誇る2002年。その年に収穫され、アッサンブラージュされたドン ペリニヨンが長期熟成を経て、いま、その理想とする美まで高められ、ドン ペリニヨンの“第2の生命”としてようやく誕生。ゆっくりと時間をかけた熟成の過程(プロセス)で育まれた、その唯一無二の複雑味を見事に織りなしています。
◆収穫:2002年は、比較的乾燥が際立つ年でした。8月が全体的にすっきりとせず雨が多かったのに対し、9月は時に激しい雷雨に見舞われながらも素晴らしい天候に恵まれ、生育状態に深刻な影響を及ぼすことはありませんでした。風と暑さの恩恵により葡萄の実は充実し、この類稀な現象が9月14日に始まった収穫が終わるまで続きました。葡萄の成熟度は最高に達し、1982年と1990年の葡萄をイメージさせます。シャルドネの円熟した芳香がヴィンテージを物語っています。
◆香り:フルーツコンフィ、マジパン、スイートスパイス、フレッシュコリアンダーの温かみを感じさせる、華やかできらびやかな東洋のエキゾチックな複雑さがあります。サフランと潮気をわずかに漂わせたその香りは、控え目で神秘的かつ、穏やかで落ち着いた雰囲気の中で次第に深みを増します。
◆味わい:その風味は葡萄を中心として表され、華やかで軽やかに、エルギッシュかつ官能的に一瞬にして飲み手を惹きつけます。香りと味わいの融合により、その魅惑的な味わいは徐々に心地よく深まります。全体的に力強く独特の風味があり、塩気を含みつつもほのかなリコリスの風味が感じられます。