サッシカイア[2016](テヌータ・サン・グイド)
SASSICAIA16(Tenuta san Guido)
タイプ | 赤ワイン |
産地 | イタリア/トスカーナ/ボルゲリ |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン85%、カベルネ・フラン15% |
容量 | 750ml |
サッシカイア100点獲得の快挙。最新グレート・ヴィンテージ2016年
サッシカイアの最新2016年ヴィンテージ。サッシカイアの2016年は、1985年以来、実に34年ぶりにワイン・アドヴォケイト誌にて見事100点を獲得。
元祖スーパータスカンとして30年以上にも渡り圧倒的な存在感を放ち続ける「イタリアワインの至宝」サッシカイア。最近では2018年のワイン・スペクテーター年間トップ100において、フラッグシップ・キュヴェのサッシカイアが見事世界第1位を獲得するなど、世界のワイン史に強烈な影響を与え続けている、イタリアワイン界の偉大な造り手です。
イタリアワイン好きなら知らない人はいない、イタリアワインの至宝サッシカイア。トスカーナ州の西寄り地中海に面するボルゲリの地に根付くワイナリー、テヌータ・サン・グイドが生み出したスーパータスカンです。オーナーであるインチーザ・デッラ・ロケッタ家は、先代のマリオ・インチーザ侯爵がボルゲリの領主ゲラルデスカ家の娘と結婚したことで、広大な土地を引き継ぎました。無類のワイン好きであったマリオ・インチーザ侯爵はボルドーワインを好んで飲んでいましたが、第二次世界大戦でフランスからのワインの輸入が滞ってしまいました。そこで、1944年にボルドーのシャトー・ラフィット・ロスチャイルドからカベルネ・ソーヴィニヨンの苗木を手に入れ作付。自家消費用にワインを造り始めたのがサッシカイアのはじまりです。
「サッシ=石、カイア=~な場所」と名前が表すとおり、その土地はまさにボルドー、メドック地区に似た石ころだらけの畑であり、カベルネ・ソーヴィニヨンに最適の地質。1960年代、元々自家消費用のためだけに造られていたワインが大変評判になり生産を拡大、1970年代になると徐々に世界的な販売を開始しました。その実力を決定づけたのが、1978年のイギリスで最も権威あるワイン雑誌、デキャンタ誌が主催するブラインド・テイスティング。11ヵ国33種類のワインが競い合う中、かのシャトー・マルゴーさえも抑え、サッシカイアがベスト・カベルネの座を獲得し、一躍世界のトップワインへ名乗りを上げたのです。
2016年のボルゲリは、6月まで降り続いた雨の後、素晴らしい天候と日照量に恵まれたヴィンテージ。そのため、ブドウは完璧に成長し、理想的な成熟を迎えました。ブドウ品種の個性がしっかりと表現され、アロマティックなワインが造られたヴィンテージです。サッシカイアの2016年においては、ワイン・アドヴォケイトにて100点を獲得した最高の出来栄え。同評価誌では「イタリアワインの最高基準と言える偉大な1985年に並ぶヴィンテージ。2015年ヴィンテージはパワフルで丸みのあるスタイルに対して、2016年はテクスチャーや力強さは変わらずに備えながらも、バランスの優れた酸と洗練さが感じられる。」と高く評価しています。
味わい
グラスに注ぐとブラックベリーなどの果実のアロマ。ハーブやスパイス、なめし革などのニュアンスが漂い、力強く複雑な香りに魅了されます。口当たりはパワフルながらも非常にエレガントな印象。緻密なタンニンがしっかりとした骨格を形成し、味わいに深みをもたらしています。生き生きとした果実味とバランスの取れた酸味とのハーモニーも見事。ミネラル感を帯びて続いていく余韻は長く、非常に優雅な仕上がりです。