ラ フェルム デ セット リュンヌ VdF ヴィオニエ/ルーサンヌ[2019]
La Ferme des Sept Lunes VdF Viognier/Roussanne19
タイプ | 白ワイン |
産地 | フランス/コート デュ ローヌ地方 |
品種 | ヴィオニエ50%、ルーサンヌ50% |
容量 | 750ml |
黄土土壌のヴィオニエとルーサンヌから造られたキュヴェ。黄土はオーストリアのヴァッハウやドイツのモーゼルにもある土壌で、中国や中央アジアの土壌が運ばれて来たと考えられています。この土壌で収穫されたブドウはエキゾチックなニュアンスが加わる為、ワインに奥深さや複雑味を与える特徴のある土壌です。
ダイレクトプレス、タンク熟成、ノンフィルターで瓶詰め。にごりのある濃い麦藁色の外観。ヴィオニエのアロマティックな表現とルーサンヌの滑らかな太さが組み合わされた白ワインで、直線的な果実の香りというより、柔らかく包み込むような果実やフローラルな香りが特徴。よくあるヴィオニエのトロピカルで熟れたニュアンスより、フレッシュでキリッとした焦点の定まった香りが印象的。味わいは南仏らしいコクと果実味がありつつ、しっかりした酸があり、全体がボケていません。ほのかな酸化的タッチがワインに変化与えながらも、フレッシュさ、しなやかさを損なわないように仕上げられています。
久し振りの登場となる洗練された液体と新たな挑戦を感じられるセット リュンヌから新着ワインが到着。
数年前に南仏らしからぬソワフな液体と挑戦的なワイン造りで人気を得ていたラ フェルム デ セット リュンヌが以前の魅力そのままに、新キュヴェを引っさげて復活しました。 以前もサン ジョセフとは思えない、非常に柔らかでスルスル飲めてしまう魅力的なシラーを造り出す生産者として、非常に引き合いの強い生産者でしたが、今回は初のオレンジワインや、酸化熟成させたサンジョセフ ブランの格下げものなど、おとなしいソワフなワインだけでなく、新たな挑戦として尖ったワインも造り出してきました。
※ドメーヌ名にリュンヌ(月)と名づけたのは、月の作用を醸造に活用したビオディナミを用いていることに由来します。
La Ferme des Sept Lunes は、ヴィエンヌとヴァランスの間に位置するサン ジョセフの最も標高の高いエリアに10haのブドウ畑を所有する生産者です。1984年に現在のオーナーであるジャン・デロブル氏の祖父によって設立されました。このドメーヌは、1997年にジャンによって有機栽培とビオディナミに転換されたのですが、ジャンがビオディナミ栽培に注目したのは、醸造学校時代に同級生だったルネ=ジャン ダール氏の影響が非常に大きかったと言います。
ブドウは全て手摘みで収穫され、培養酵母は使用せず、自然酵母で発酵させ、無濾過で仕上げられます。それぞれのキュヴェは、主に花崗岩の土壌に植えられたシラー、ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエ、そして少しのガメイで構成されています。