コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー[2024]
Kongsgaard Chardonnay Napa Valley24
| タイプ | 白ワイン |
| 産地 | カリフォルニア/ナパ・ヴァレー/ハドソン・ヴィンヤーズ、ハイド・ヴィンヤード、アルカディア・ヴィンヤード |
| 品種 | シャルドネ100% |
| 容量 | 750ml |
※弊社取り扱いのコングスガードは全て「株式会社中川ワイン」輸入商品です。
■コングスガード シャルドネ ナパ・ヴァレー[2024]
ナパ・シャルドネの銘醸畑ハドソンとハイドをコングスガードが昇華させる。華麗にして伸びやか一度味わったらやめられない逸品。ナパ・ヴァレーを代表する二つの畑の葡萄を用いる、コングスガードの創業時から造り続けている代表作。その生産量は年産約4000ケース程度。日本に入荷してもすぐ完売してしまう貴重なワイン。ナパ・カーネロスにある二つの畑、ハドソン・ヴィンヤードとハイド・ヴィンヤードの個性に、新たな畑、アルカディア・ヴィンヤードのクームスヴィルらしい鋭角な酸が加わる。
1996年初リリースから現在まで造りつづけている。 天然酵母のみの樽醗酵・樽熟成(約2年)ノン・フィルター、人工的な清澄無しに瓶詰する。この手法から果実味と酸のバランスが究極に昇華した唯一無二の味わいが口いっぱいに広がる。ブルゴーニュ・ムルソーやシャブリの一部の造り手のワインに現れる濃厚でフリンティ(火打石の香)な香りが顕著に表れるのがこのワインの特徴の一つ。ジョン曰く「ブルゴーニュの博物館」のようなシャルドネ。1930年代のブルゴーニュのようにワインを造っている。最近のブルゴーニュの造り手はプレマチュア・オキシデーション(プレモックス、早期酸化)を恐れて、バトナージュをせず熟成中の酸素との接触を避ける傾向が強い。しかし、ジョンは樽熟成二年間、バトナージュあり、SO2はごく少量という昔ながらの手法をとっている。これはジョンがドミニク・ラフォンの父親やコシュ・デュリの先代から学んだ手法だ。
加えてこのワインを特別なものにしている「マジックはハドソン、ハイド、アルカディアという素晴らしい栽培者たちの特別な区画のコンビネーションだ」とも語っている。
ハドソン・ヴィンヤード:オーナー・リー・ハドソンとジョン・コングスガードの二人は、UC Davisの学生時代からの長い付き合いであり、ジョンがニュートンのワインメーカーであった時には、今でこそよく言われる、重量で葡萄を買うのではなく、契約面積に対してお金を払い低収量の葡萄を栽培農家に栽培してもらう事を始めたはしりであった。実際にニュートン時代には5トン/エーカーを2.5トンまでに落としたという。現在もヴィンテージ毎に綿密な打ち合わせの元、オーダーメイドで葡萄を買い付けている。そのやり方はハドソン・ヴィンヤードと他の多くのワインメーカーとの契約にも大きく影響し、現在のハドソン・ヴィンヤードの評価にも繋がっており、キスラー、パッツ&ホール、レイミーなどが、契約しオーダーメイドで葡萄をデザインし(収量、収穫のタイミングなど)、独自のトップ評価のシャルドネを造る。ハドソン・ヴィンヤード自身からも秀逸なシャルドネをリリースしている。
ハイド・ヴィンヤード:ブルゴーニュのロマネ・コンティの共同オーナーであるヴィレーヌ氏とのコラボ・ワイン「Hyde de Villaine, HdV」で有名であるとともに、こちらもキスラー、レイミー、パッツ&ホール、オーベールなどに葡萄を供給している。
アルカディア・ヴィンヤード:2020年、コングスガードは山火事でアトラス・ピークの自社畑のシャルドネを全て失った。ジョンは旧友であり恩師であるウォーレン・ウィニアスキーに電話し、アルカディア・ヴィンヤードのシャルドネを分けてもらうよう依頼した。ウォーレンは「もちろんだ。あの山火事で葡萄を失ったんだろう」と快諾。そして92歳のウォーレンは、収穫したシャルドネを、早朝、暗いうちにコングスガードのワイナリーに自ら運んできて二人で懐中電灯で葡萄を点検。ウォーレンが帰る頃には明るくなってきていた。そして彼は周囲の惨状を目にする。焼け焦げて真っ黒な木々、草、トラクター。ウォーレンは引き返してきてこう言った。「君たちにこの葡萄を売ることはできない。これは私からの贈り物だ。」初年度は6トンもの葡萄の代金を受け取らなかったそう。次の年から商業的に契約しコングスガードはアルカディア・ヴィンヤードから葡萄を調達するようになった。
2024年のウォーレンの死後、彼の家族はこの畑をアンティノリに売却したが、コングスガードはアンティノリとも良好な関係を保っており、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ以外でこの畑から葡萄を使用する唯一のワイナリー。
ジョン・コングスガードからの2024年ヴィンテージコメント
長年造り続けてきたハドソン・ヴィンヤードとハイド・ヴィンヤードのブレンドに、新たな畑、クームズヴィルのアルカディア・ヴィンヤードも加えている。伝説的なワインメーカー、ウォーレン・ウィニアスキーによって植樹されたその名前にふさわしい畑である。(Arcadia=理想郷) 野生酵母による発行は冬の間、ゆっくりと進んだ。酵母は英雄的、いやホメロス的とさえ言えるのだろうか?私たちはそう考えている――そのゆっくりとした発酵によって果実味は知覚の境界へと遠ざかり、代わってミネラル感が前面に現れるようになった。 洋梨のコンポート、オレンジの花、ローストしたアーモンドを思わせる風味に加え、愛してやまないブルゴーニュの白ワインにある火打石のニュアンスが感じられる。豊かで幾層にも重なる味わいが、素晴らしい酸によって引き締められ、長い余韻へと続く。







