[2023年9月23日解禁]都農ワイン プライベートリザーブ ピノ・ノワール[2022]
Tsunowine PRIVATE RESERVE PINOT NOIR22
タイプ | 赤ワイン |
産地 | 日本/宮崎県都農町/自社管理畑 牧内農園(標高250メートル) |
品種 | ピノ・ノワール100% |
容量 | 750ml |
2023年9月23日解禁。生産量約1,100本。
「都農でピノ・ノワールをつくりたい」私たちは、温暖な地域では栽培が難しいといわれる、ピノ・ノワール栽培に挑戦しました!これまで築き上げてきた、土づくりや月齢管理、そして、整枝剪定などの栽培技術を駆使し、納得いくピノを収穫できました。南国都農町生まれのピノ・ノワールをぜひ、お楽しみください。
自社畑の4区、17区のブドウで醸造しました。2022年の冬はしっかりとした寒さが続き良い休眠期になりました。また、萌芽期からも寒暖の差のある春が続き、例年より数日遅い生育ステージで推移。開花は順調にむかえ、雨も少なく、気候に恵まれた開花期となりました。梅雨時期も少雨で、梅雨があけると夏日が続きます。気候には恵まれたものの、樹の生育がバラツキ、成熟期までムラがでました。収穫の判断が難しい状況が続きました。厳しい選果をしながら熟度を上げて収穫しました。2022年は裏年のような作柄で生産量は減りましたが、例年並みの品質で8月上旬に収穫し、仕込むことができました。
収穫中の畑での選果、さらに選果台を使って丁寧な選別を行って仕込みました。フルーティーな香りを出すために、低温で果実を浸漬した後に発酵させました。かい入れだけで果皮からの旨味を引き出す作業を続け、伝統的なバスケットプレス機で低圧で搾汁し、その後、フレンチオークで10ヶ月ほど樽熟成を行い、最低限の濾過をして瓶詰しました。
ラズベリーやカシスのような酸味を感じる果実のチャーミングな香りに加え、プルーンやドライフルーツのような凝縮感のある甘い香りが最初に広がります。スパイスやカカオ、ココナッツなどの樽熟成由来の香りも穏やかに感じられ、かすかにかおる腐葉土のような香りも全体に複雑さを与えてくれています。
木苺やラズベリーのような甘酸っぱい味わいが最初に感じられ、その心地よい酸味は余韻まで続きエレガントな味わいを作っています。中盤にドライフルーツのようなボリューム感のある甘さと樽由来のビターチョコレートやカカオのような旨みを伴った苦みが感じられます。複雑な印象もありますが、バランスの良い味わいです。