ソイル セラピー VdF エル ヴァンドゥー アー[2022]
Soil Therapy VdF L22(旧Alsace Blanc)
タイプ | 白ワイン |
産地 | フランス/アルザス |
品種 | シルヴァネール45%、ピノグリ、リースリング、オーセロワを合わせて48%、ゲヴュルツトラミネール7% |
容量 | 750ml |
数ある候補地の中から、Eguisheim (エギスハイム) とWettolsheim (ヴェットルスハイム) の地を選択。2区画とも、異なる粘土石灰質土壌と樹齢の葡萄を持っており、深みと複雑さを兼ね備えた葡萄を収穫する事が出来る区画で、ゲヴュルツトラミネールはグランクリュであるPfersigberg (フェルシックベルグ) 畑から収穫、その後ホールバンチとマセレーションを2週間行い、ピノ グリはHengst (ヘングスト) と言うグランクリュ畑のピノ グリを、通常のダイレクトプレスよりも非常に優しくプレスしました。品種を別々に発酵させ、3週間後にアッサンブラージュし、5~6年樽で1年間樽熟させた後に瓶詰。テクスチュアをエレガントにする為に2回ほど澱引きしています。
キュヴェ名の由来は、AOCを取得できずアルザスと記載出来ない為、INAOへの複雑化する生産規制に反対する声明として公式にはロット番号を表記しています。(ラベルの点字は「Alsace」と記載されています)クリアで照りの有るレモンイエローの外観。黄色系果実の熟度と丸みのある香り。黄桃、花梨、蜂蜜などのギュッと詰まった香りに加え、ほんの少しミントのスッとする香りが堪らない。味わいは黄桃そのものと言った強い果実味が素晴らしく、やや重心低めで伸びのある果実が心地良い味わい。余韻にキュっと締まる収斂したニュアンスと心地良い清涼感のあるハーブ感が全体を引き締めます。余韻に洋梨の様な果実があり、如何にも暑かった2022vtらしいエキゾチックな果実を感じる複雑さの有るワインに仕上がっています。